こんにちは。3回生の滿田です。本日は全国大会のDay6、競技最終日でした。私は選手として出場しており、全国中にブログを書くのは初となります。
最終日となり、大まかな順位が決まってくる中、最後の巻き返し、または逃げ切りを狙う選手たちの、熱い戦いが予想される日となりました。私はDay5時点で個人11位、なんとか巻き返したいところでした。
気象条件は、一日中晴れながらも、逆転層が3000ftほどにあり、南風が安定して強くなってくる予想で、滑空比で劣る阪大の出場機ASK21には不利な予想でした。

各方面の期待が渦巻く中、予定通り10時30分に競技は開始、私の発航順は6でした。1発目のフライトでは、先行機が様々な場所を探りながらも、全て何事もなく帰ってきていたので、とりあえず大会直前に教官に教わった通り、速度80km/h、緩バンクの旋回でサーチしましたが、バリオもお尻もピクリともせず、帰ってきました。
一巡目は全フライトがバッタで終わり、今日は無理かもしれないという諦めムードが漂う中、私のひとつ前の順番であった慶應ディスカスが、本日初の滞空を開始しました。慶應ディスカスは徐々に高度を上げていき、大会全体の緊張感が高まっていくなか、私の機体に索が繋がりました。思わぬチャンスに戸惑いながらも、心を落ち着かせ、心地よい緊張感になってからサムアップをしました。
いつも通りウインチ曳航により離陸し、ゆっくりアップをとり上昇、そして離脱。とりあえず、慶應も浮いているし、大会を通して条件のよさそうな東側へ行こうと思い、「レフトターンします」という無線を入れバンクをつけましたが、離脱後に下がってくるはずのバリオがプラスで張り付いて落ちません。これは!と思い「コレクション、その場で旋回します」と言ってそのまま旋回を開始。バリオは落ちないどころか徐々にプラスへ大きく指示していきます。お尻がグッと持ち上げられる方向に寄せてどんどん高度を獲得。後続機がいるので捌けるように言われ、東側へブレイク。南風に垂直に飛ぶと、すぐに同じような良いプラスにヒット!そのまま気持ちよく高度を上げていると、気づけば慶應ディスカスは同高度にいます。旋回しながら観察をしていると、どうやらこちらの方が上がりがいいよう。しかもこちらの方が第一旋回点の千代田に近く、いけるのでは!
その場で900mほどまで上げ、まだ旋回を続けている慶應ディスカスを尻目に、阪大21は千代田方向へ向かいます。しかし、向かい風が強く思ったよりも失高が大きく、一旦途中の工場の上で上げ直します。気づけば慶應ディスカスも一直線に千代田へ向かってきていますが、高度が足りず上げ直している模様。800mがサーマルトップと判断し、千代田へと向かいます。しかし直前で沈下が大きく旋回点ギリギリで引き返し、橋の近くでもう一度800まで上げ直して、慶應より先に千代田クリア!

その後沈下を避けて給水塔方面へ向かいましたが、徐々にサーマルトップが下がってきているようで、600mより上へ行けません。ガイドライン高度を気にしながら徐々に北に伸ばし、最大で700mまで上がりましたが、沈下が強くなってきて、給水塔は断念し帰投しました。慶應はその後も粘り周回を達成しました。
この日は他にも東大LS、九工19が周回を達成していました。私は帰投中にガイドライン高度を割っている部分があり大きく得点を伸ばすことはできませんでしたが、11位から10位へと順位を上げることが出来ました。
こうして、得点回数3回、個人10位という結果で、全国大会を終了しました。全国大会を通して、妻沼の条件の良い空、多くのグライダーが飛び交う非常にレベルの高い大会を経験することが出来ました。さらには、選手として自分に足りていないもの、チームとして足りていないものの多さを実感することができ、来年の出場へ向けて良い経験ができたと考えています。応援をしてくださった皆様、ありがとうございました。来年は優勝できるよう、準備を進めていきたいと考えています。

最終日となり、大まかな順位が決まってくる中、最後の巻き返し、または逃げ切りを狙う選手たちの、熱い戦いが予想される日となりました。私はDay5時点で個人11位、なんとか巻き返したいところでした。
気象条件は、一日中晴れながらも、逆転層が3000ftほどにあり、南風が安定して強くなってくる予想で、滑空比で劣る阪大の出場機ASK21には不利な予想でした。

各方面の期待が渦巻く中、予定通り10時30分に競技は開始、私の発航順は6でした。1発目のフライトでは、先行機が様々な場所を探りながらも、全て何事もなく帰ってきていたので、とりあえず大会直前に教官に教わった通り、速度80km/h、緩バンクの旋回でサーチしましたが、バリオもお尻もピクリともせず、帰ってきました。
一巡目は全フライトがバッタで終わり、今日は無理かもしれないという諦めムードが漂う中、私のひとつ前の順番であった慶應ディスカスが、本日初の滞空を開始しました。慶應ディスカスは徐々に高度を上げていき、大会全体の緊張感が高まっていくなか、私の機体に索が繋がりました。思わぬチャンスに戸惑いながらも、心を落ち着かせ、心地よい緊張感になってからサムアップをしました。
いつも通りウインチ曳航により離陸し、ゆっくりアップをとり上昇、そして離脱。とりあえず、慶應も浮いているし、大会を通して条件のよさそうな東側へ行こうと思い、「レフトターンします」という無線を入れバンクをつけましたが、離脱後に下がってくるはずのバリオがプラスで張り付いて落ちません。これは!と思い「コレクション、その場で旋回します」と言ってそのまま旋回を開始。バリオは落ちないどころか徐々にプラスへ大きく指示していきます。お尻がグッと持ち上げられる方向に寄せてどんどん高度を獲得。後続機がいるので捌けるように言われ、東側へブレイク。南風に垂直に飛ぶと、すぐに同じような良いプラスにヒット!そのまま気持ちよく高度を上げていると、気づけば慶應ディスカスは同高度にいます。旋回しながら観察をしていると、どうやらこちらの方が上がりがいいよう。しかもこちらの方が第一旋回点の千代田に近く、いけるのでは!
その場で900mほどまで上げ、まだ旋回を続けている慶應ディスカスを尻目に、阪大21は千代田方向へ向かいます。しかし、向かい風が強く思ったよりも失高が大きく、一旦途中の工場の上で上げ直します。気づけば慶應ディスカスも一直線に千代田へ向かってきていますが、高度が足りず上げ直している模様。800mがサーマルトップと判断し、千代田へと向かいます。しかし直前で沈下が大きく旋回点ギリギリで引き返し、橋の近くでもう一度800まで上げ直して、慶應より先に千代田クリア!

その後沈下を避けて給水塔方面へ向かいましたが、徐々にサーマルトップが下がってきているようで、600mより上へ行けません。ガイドライン高度を気にしながら徐々に北に伸ばし、最大で700mまで上がりましたが、沈下が強くなってきて、給水塔は断念し帰投しました。慶應はその後も粘り周回を達成しました。
この日は他にも東大LS、九工19が周回を達成していました。私は帰投中にガイドライン高度を割っている部分があり大きく得点を伸ばすことはできませんでしたが、11位から10位へと順位を上げることが出来ました。
こうして、得点回数3回、個人10位という結果で、全国大会を終了しました。全国大会を通して、妻沼の条件の良い空、多くのグライダーが飛び交う非常にレベルの高い大会を経験することが出来ました。さらには、選手として自分に足りていないもの、チームとして足りていないものの多さを実感することができ、来年の出場へ向けて良い経験ができたと考えています。応援をしてくださった皆様、ありがとうございました。来年は優勝できるよう、準備を進めていきたいと考えています。
